第296回長野県眼科医会集談会 一般講演抄録
網膜硝子体手術 Update 現在できること、これから評価したいこと
関西医科大学眼科学講座主任教授 今井 尚徳
ご存じのように近年網膜硝子体手術は飛躍的に発展しており、20G手術の頃のような「選ばれた術者」による手術、から「多くの眼科医が行える」普遍的な手術になりました。それゆえ、一般的な網膜硝子体疾患については、誤解を恐れず言うなら白内障手術のように、比較的若い医師にも執刀の機会が増えているのが現状です。一方で、手術の進歩と並行して、病態理解も進み、現在の洗練された網膜硝子体手術だからこそ成しえる新規術式もどんどん開発されております。本講演では、洗練された網膜硝子体手術で現在できること、そして私が、今後評価していきたいことについてお話しし、皆さんと議論を交わせればと思います。