第299回 長野県眼科医会集談会・第58回信州臨床眼科研究会
一般講演:まつもと医療センターにおけるテプロツムマブの導入

まつもと医療センター 眼科 黒川徹、村田暢子
まつもと医療センター 糖尿病・内分泌内科 一條昌志、瀧川直也
まつもと医療センター 耳鼻咽喉科 後藤昭信

【緒言】まつもと医療センターでは活動性甲状腺眼症の新薬、テプロツムマブを導入した。1例目の治療に際しての病院間の連携、院内の治療環境整備、また、症例の経過について報告する。
【症例】82歳女性。近医で活動性甲状腺眼症と診断され、テプロツムマブによる治療を希望したため前医に紹介されたが、治療枠の都合で当科に紹介された。当科初診時、RV=(0.3)、LV=(0.6)。両)眼瞼腫脹、および眼窩MRIで両)外眼筋の腫脹・高信号、および視神経への圧迫を認め、テプロツムマブ投与を予定した。投与開始前に外来、病棟、薬剤部で打ち合わせを行い、耳鼻科、糖尿病内分泌内科にもフォローアップをお願いした。2回目の投与時に眼瞼腫脹は改善し、4回目の投与時に両眼とも視力(1.0)、MRIの外眼筋の腫大・高信号は著明に改善していた。引き続き、投与を継続中である。
【結語】当院でのテプロツムマブの導入について報告した。