長野県眼科医会からのお知らせ
アイバンクについて
眼の不自由な人のために 愛の光を
病気や外傷のため角膜を傷め失明や失明の恐れのある方々に正常な角膜を斡旋し、
一人でも多くの方に光を取り戻してもらうよう
努力しているのが「アイバンク」です。
角膜は眼球の一番外側にある厚さ0.5mm位の透明な組織です。これを通じて光が網膜に達して物が見えます。角膜が病気や怪我で不透明になったり、変形したりすると、視力が低下したり見えなくなったりします。このような角膜を、透明な角膜と取り替える手術を角膜移植といいます。この透明な角膜は、なくなられた方からアイバンクに提供をいただき、移植されます。
献眼の意思のある方(角膜を提供してくださる方)にあらかじめ登録をお願いし、角膜を提供いただける方から移植を受ける人へスムーズに移植が行われるよう橋渡しをする運動を進めています。
長野県では、(財)長野県アイバンク・臓器移植推進協会がこの業務を行っています。
全国のアイバンクへの検眼登録者数は100万人を超え、3万人の人が献眼移植手術を受けております。手術を受けたい患者さんは年々増加傾向にあり、アイバンクでは皆さんの登録をお待ちしております。
アイバンク協会、各地区のライオンズクラブ、県内眼科医へ連絡ください。早速「登録はがき」を郵送しますので、このはがきに必要事項を記入して送り返していただければ、登録カードが届きます。これで手続きは完了です。
登録された方でも、事情により眼球提供の意思が無くなったときは、何時でも取り消しができます。アイバンク協会までご連絡ください。
献眼登録者(意思のある方)が亡くなられた時、ご家族の承諾のもと医師が眼球を頂きに参ります。角膜を頂いた跡は義眼を入れますので、顔の変形等は心配ありません。
遺体からの角膜摘出は、おおむね死後10時間以内とされています。献眼の意思のある方がお亡くなりになりましたら、早期に連絡を最寄りのライオンズクラブ、又はアイバンク協会へ連絡して下さい。
なお感染症検査のため、ご遺体から少量の採血をさせていただきます。
・アイバンクに登録されている方で、ご家族のご承諾のあるとき。
・アイバンクに登録されていない方でも、ご家族のご承諾のあるとき。
・ご高齢の方、幼児の方、白内障など手術を受けた方でも献眼できます。
・感染症のない方(B型肝炎、C型肝炎など)
近くのライオンズクラブか、長野県アイバンク・臓器移植推進協会事務局へ連絡して下さい。夜間でも対応可能です。